禁煙外来

喫煙は百害あって一利なし

お酒は昔から百薬の長などと称されるとおり、害ばかりではなく良い面もあるのですが、残念ながらタバコは百害あって一利なし、です。

肺気腫という病気があります。これは肺の伸縮機能が低下して、呼吸困難を生じる病気です。進行すると在宅酸素療法の適応となり、著しく日常生活が制限されてしまいます。その肺気腫患者の80%以上が喫煙者なのです。

またタバコの煙の発がん性が問題視されています。とくに煙が直接接する臓器(肺、咽頭、喉頭)だけでなく、食道、胃、肝臓、膵臓、膀胱などの癌の発生率も上昇すると言われています。

それだけではありません。生活習慣病とCKD(慢性腎臓病)を診療の主軸に置く当院としては、喫煙が動脈硬化の独立した危険因子であることをとくに強調しておきたいと思います。

喫煙は血管内皮細胞を障害し、糖代謝を障害し、脂質代謝を障害し、血液凝固を亢進させます。これらの要素が動脈硬化を進行させるのです。その結果、喫煙者は非喫煙者に比べ、虚血性心疾患(心筋梗塞、狭心症など)の発症リスクが3倍、脳血管障害(脳梗塞、脳出血など)が2倍になります。

危険はあなたの体だけにとどまりません。家族や会社の同僚など、周囲にいる人々にも受動喫煙という形でリスクを背負わせてしまっているのです。

喫煙ルームや家の外で吸うようにしていれば大丈夫でしょうか?

残念ながらそれでもダメです。喫煙後8時間程度は、あなたの呼気に、衣服に、髪の毛に、発がん性の高い有害物質を含んだ煙の粒子がまとわりついているからです。

どうでしょう? このままではまずい、と思いませんか?

思い立ったが吉日です。自分のために、そして大切な家族のために、やるべきことをやりましょう。当院もあなたのやる気を応援します。

ちなみに、当院では禁煙治療に健康保険が適用されます

禁煙外来について

初回のみ、専門外来の枠で予約していただきます。2回目以降は予約制ではなくなるので、一般内科外来を受診してください。

専門外来:毎週火曜日午後2時30分〜5時(30分ずつ)

上記の時間帯が難しい場合は、内科診療の最後など空いている時間を探します。

診療時間:20〜30分

初診は完全予約制となります。当日の予約はできません

初診の予約は窓口か電話で

ホームページのお問い合わせページからは予約できません。必ず当院窓口で直接お越し頂くか、電話で予約をお取りください。

受診当日は、保険証を必ずご持参下さい

精神科や心療内科に受診歴のある方へ

当院で主に使用するのは、チャンピックス(一般名:バレニクリン)です。この薬は脳の神経回路に作用するので、抑うつ状態が進行したり、不眠や悪夢をみることがあります。通常は特段問題にならない副作用ですが、精神科の病気を抱えている方が同剤を服用すると、病状が悪化する恐れがあります。

精神科や心療内科に通院中の方は、現在病状が安定しておりチャンピックス使用可能である旨の診断書か紹介状が必須となります。病状が明らかでない場合は、診療をお断りすることがあります。